コストの先入観より素材の特性を活かす
シール印刷で使用される素材(タック紙)の中で、低価格なものの代表格として上質紙が挙げられます。
しかし、アート紙・ミラーコート紙といった光沢系の素材との差額はほとんどありません。
よって白ベースの紙素材であれば3つの素材から選ぶことができるようになります!
どの素材にするかは、デザインと用途に見合ったものを選ぶことが必要です。
それぞれに特性がありますので、一度、検討材料にしてください。

凸版印刷機は上質紙への4色カラーが苦手
繁盛シール工房の印刷手法の一つに「凸版印刷」が御座います。
量産型の印刷に強く、効率のよい工程で作業ができ、経済的コストでシールを印刷できる為です。
ですが、凸版印刷でも素材・デザインとの組み合わせにより対応が難しいケースも御座います。
その一つが、上質紙や和紙、クラフト紙といった表面にコート処理されていないナチュラルテイストの素材に対しての「4色カラー印刷」です。
最新の凸版印刷機(輪転式)は印刷精度も高くなり写真の入ったカラーデータも印刷できるようになってきましたが、
それはアート紙やミラーコート紙といった表面にコート処理されたものに限定されます。
凸版印刷機の特性は素材に対して版に圧力をかけ、インクを転写させることにあるのですが、輪転式の凸版印刷機は圧力をかけることが苦手。
表面にコート処理されていない上質紙に対しては圧力のかけられる旧型の印刷機(平圧式)での対応となります。
しかし、この平圧式はカラー印刷(グラデーションなど)が苦手であり、デザインによっては印刷方法を変える必要がでてきます。
■凸版印刷が苦手とする印刷事例
1.上質紙・クラフト紙・和紙などの表面にコート処理されていない材質へのベタ印刷
2.上質紙・クラフト紙・和紙などの表面にコート処理されていない材質への4色カラー印刷
材質へのこだわりがなければアート紙・ミラーコート紙をオススメします
繁盛シール工房の見積もりフォームからご依頼いただく場合、素材指定を「お任せ」にされた場合、
「アート紙」または「ミラーコート紙」でご回答をさせていただくケースが多いです。
何故、上記の2素材かというと、凸版印刷機(輪転式)で印刷し易い素材だからです。
単色から4色カラーまで、ある程度の再現レベルの印刷ができるので、製作側には好まれることも一因です。
逆に4色カラーのデータを上質紙で指定されると、デザイン内容によっては、印刷方法を変更して御見積する場合があるので、
コストとしても割高となる場合がございます。
まとめ
上質紙が低価格な材質であることは事実ですが、アート紙やミラーコート紙とも同価格帯で対応しています。
コストも勿論重量ですが、材質の特性やデザインとの相性を踏まえて素材選定されることをお勧めします。
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