シール印刷ラボ

シール素材の違いを解説!銀ホイルと銀フィルムの違いと特性

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課題

シール印刷で使う素材には、「銀ホイル紙」と「銀フィルム」がありますが、この2つの素材には違いがあります。見積もりを依頼する際に、用途に合わない素材を選んでしまうことがよくあるので、これらの違いを理解しておくことが大切です。今回は、銀ホイル紙と銀フィルムの違いや特徴をわかりやすく説明します。

※記事内容は当工房の担当者が感じた主観的な意見です。他印刷会社とは意見に相違がある場合もあります。予めご承知ください。

2025年02月04日

見た目の違い

銀ホイル紙、銀フィルムはそれぞれ、「艶有り」、「艶無し(消銀)」があります。
「艶あり」は光沢感があり鏡面のような見た目で、「艶無し(消銀)」は光沢を落ち着かせた見た目となります。

 

 

現在お使いの銀シールが銀ホイル紙か、銀フィルムかを確認する方法として、
シールの裏面をチェックする方法があります。
裏面が白色の素材は「銀ホイル紙」で、裏面が銀色の素材は「銀フィルム」です。

 

 

特性・特徴の違い

大きく分けると紙素材(=銀ホイル紙)とフィルム素材(=銀フィルム)の違いです。

「銀ホイル紙」は紙素材なので、手で破れます。
また耐水・耐熱性は乏しいですが、表面にアルミ加工が施されている分、僅かながら撥水性があります。

銀フィルムはベースがPETなので耐水・耐熱が求められる環境下で使用するシールに適合性があります。


以下に両素材の特性をまとめてみました。

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使用用途

特性や違いを理解し、用途にあった素材を選ぶことが必要です。

屋外用シールは銀フィルム、屋内用シールを銀ホイルで使い分けることが一般的ですが、
屋内用途であってもシール貼付け後の環境次第では耐久性を考慮して銀フィルムを使う必要が生じる場合も有ります。

繁盛シール工房では、製作実績を掲載しておりますので、どのような用途でそんな素材が使われているか、一度、ご確認いただければと思います。

まとめ

今回は銀ホイルと銀フィルムに絞った説明ですが、金ホイル・金フィルムも同じ違いがあります。
見た目と特性を理解すると、同じように見えていた素材の使い分けもできると思います。
作ったシールが消耗品扱いになるのか、銘板シールのような半永久接着を目的とするのかでも、選定が変わります。


この記事についてのご質問やご相談は担当者までお問い合わせください。

この記事で解説したシールの用途・素材・加工方法

シール印刷用紙:銀ホイル紙(ツヤ有り/ツヤ無し)

シール印刷用紙:銀ホイル紙

表面に銀色のアルミ加工を施したシール原紙です。表面がツヤ有りのタイプとツヤ無しの2種類があります。質感はアルミホイルに似ており、型がつきやすく、エンボス加工(型押し)に適正があります。高級感やプレミア感といった印象をお求めのシールに最適です。

シール印刷用紙:銀フィルム

シール印刷用紙:銀フィルム

PET素材(ポリエチレン)の表面に銀色のアルミ蒸着を施したものです。 表面の状態がツヤ有り、ツヤ無しの2種類がございます。素材そのものは銀ネーマーや銀PETとも呼ばれ、厚みは25ミクロン、50ミクロンを標準でご用意。耐熱性・耐水性に優れており、屋外・水場で使用するシールやステッカーに多く利用されています。

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