エンボス加工の制限
繁盛シール工房では凸版印刷機を使ってエンボス加工(浮き出し加工)に対応しています。
特殊な方法かと思われがちですが、1色印刷で使っている凸版の凹凸を逆にした版を使っているだけなのです。
使える素材は、紙素材限定となります。
よくご採用いただくのが、「金ホイル紙」と「銀ホイル紙」です。
インクでは再現できない風合いを引き出すことができますので、シールに高級感やプレミア感を持たせたい場合には、お勧めできる加工です。
【チェックポイント】
■「紙素材」のみに対応
データはK100%で制作
先に記述した通り、エンボス加工は1色印刷と同じ扱いとしているので、データの制作方法も基本的には同じです。浮き出しさせたい個所をK100%(特色であれば他の色で可)で制作するだけです。実際にはK100%で印刷されませんが、K100%の箇所のみを浮き出し対象として作業させていただきます。注意点としては濃淡やグラデーションは再現できないことと浮き出し部分がシールのカットラインからはみ出るような塗足しのあるデータは不可としています。
【チェックポイント】
■データはK100%で制作
■濃淡やグラデーションの使用は不可
■塗足しデータは対応不可
【入稿データ制作例】

エンボス(浮き出し)の具合についての留意点
緻密なデザインの場合は、浮き出しが浅く感じられる場合があるのが、留意点です。
思ったより浮きが浅いなという印象を受ける場合も御座いますが、
例えばホイル紙(金・銀)の場合は、エンボス加工への適性の高い素材でのご提案も可能ですので、
以前に作ったことあるけどもう少しエンボス(浮き出し)を目立たせたい…などご希望の際は、お気軽にご相談ください!
まとめ
繁盛シール工房で対応するエンボス加工は、凸版印刷における1色印刷と同じ扱いです。特殊な加工で高額なイメージをされる方が多いですが、多色印刷と比べると比較的、安価な部類の加工方法となります。使える素材やデザインに制限はありますが、理解を深めると、インクでは再現できない意匠性をシールに組み込むことができます。
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